内視鏡を用いて胃の中の様子を観察する胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)、および、大腸の中の様子を観察する大腸カメラ検査(下部消化管内視鏡検査)を行っております。
当院では、午前に胃カメラ、午後に大腸カメラの検査を行っているため、待ち時間が長くなってしまうこともございます。
混雑状況等はお電話で確認することが出来ますので、お問い合わせください。
また内視鏡検査をご希望の方は、一度ご来院後いただき、お身体の様子を診てから検査日を決定いたします。
当院の内視鏡検査の特徴
上部消化管内視鏡検査では、食道、胃、十二指腸の様子を 6mm 以下の径の内視鏡で観察します。
表面の粘膜の状態の出血、炎症具合や腫瘍の有無などを確認し、その後の治療方法の決定に役立てるのが主な目的です。
胃カメラで胃の中を調べている際、胃の状態をより詳しく調べる必要がでてくることがあります。
その際は、内視鏡から挿入できる生検鉗子という小さな機器で胃の内壁の一部を少しだけ取り、細胞の診断をいたします(病理検査)。
病理検査は専門の病理医が行い、ピロリ菌の存在、癌細胞の有無などを確認いたします。
内視鏡を肛門から挿入し、大腸の中の様子を観察するのが下部内視鏡検査です。
万が一病変が見つかった場合、拡大内視鏡観察を併用し、ポリープの診断と治療を行っております。
大腸カメラ検査を行う際、ただ内視鏡を挿入しただけでは、腸のシワの部分など細かな部分を観察することはできません。そのため、腸を膨らませた状態で内視鏡観察を行うことが必要となります。
これまでは、大気中の空気を腸の中に送気し腸を膨らませていました。この手法のデメリットは、空気が腸の中にそのまま残ることによるお腹の張りや痛みです。
しかし、空気の代わりにCO2(炭酸ガス)を用いれば、CO2が空気に比べ腸に吸収されやすいことから、お腹の張りや痛みがかなり解消されます。
当院では、患者様ができるだけ痛みや不快感を感じることのないよう、大腸カメラ検査ではCO2送気を行っております。
結腸の内視鏡的ポリープ・粘膜切除術を日帰りにて行っております。